8日目の蟬

この本のことは知ってましたが、ドラマや映画になっていたけど、詳しい内容は知らないままでした。読むきっかけになったのは従姉妹。彼女は読んだ本の感想をSNSで発信しているのですが、日米の小説をたっくさん読んでいて。いつも本当にすごいなって思っているし、読んでみたいなと思わされる本が今までもあったのだけど、今回は特に刺さってすぐに購入。

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まず、読みやすい。角田光代さんの本自体読むのが初めてかと思います。スイスイっと頭の中に入り込んできて、あっという間にのめり込んで読んでしまいました。そして最後の方でまさかの涙まで(笑)。小説読んで涙出るなんてかなり久々。昔はよく読みながら泣いたりしていたけど、最近は、泣ける内容の本を読んでいなかったり、泣けた本でも繰り返し読んでいてそこまでの新鮮さはなかったり、そもそも本を読むこと自体が減っているので。ドロドロした内容かと思っていただけに良い意味でそれを裏切る良いお話。不倫相手の子供を誘拐したのにその女性に肩入れしてしまうのですよ。最終的には女の子が重い過去を乗り越えられる予兆があって、それによって本当の両親も色々な思いを乗り越えられそうで、未来ある終わり方で良かったです。

私も今を一生懸命生きなくては、と思いましたよ!あと、セミってわかっていてもどうしても蝿(ハエ)って読んでしまうおバカな私。

それにしても感想書くのって大変。(笑)

また読書記録として他にも読んだ本を書きたいと思います!